こんにちは
私は近年の邦画が大嫌いです。
映画は大好きですが、邦画は映画館はおろか、DVD・テレビの放送でも今は見る事はありません。
理由は沢山ありますが、日本の映画ビジネスは国内向けに作られている為、商業としては世界的大ヒットを飛ばしたいのではなく、国内の固定客に来て貰いたい。
という方針の元、作成がされているからです。
その結果起こる事が
①映画の為の役者ではなく、役者の為の映画になっている
近年、アイドルやジャニーズの主演映画が増えており、役者も人気がある人を使う事を大前提としてキャスティングが行われています。
これは、映画の内容が面白い・つまらない の問題ではなく、人気のある人をキャスティングして興味を引くことが重要と製作委員会が考えているからです。
つまり予算の分配としては、製作費よりも役者へのギャラが最優先になるわけです。
そこに演技の上手い・下手はありません。その役者が人気がある、無いが問題なのです。
だから作成された映画の役者演技に不満が出たり、邦画予算が少ないと言われる理由になります。
②映画監督の影響力
よく、昔の日本映画は面白かった。と言われますよね。
私もそう思います。
黒沢明・深作欣二や、小津安二郎など巨匠と呼ばれる監督たちは、
伝えたい信念のもと映画製作をしていました。
万人に受け入れられる内容ではないけど
一人でも心に響けばよい。
そんな感覚を受ける監督が昔は非常に多かった気がします。
しかし今現在は・・・
監督の影響力は非常に弱く、作りたいものも作れない環境。
製作委員会やスポンサーの意見が最優先されます。
これでは、名作映画など出来るわけありません。
そして何より問題なのが、
③日本人の映画意識
日本人の映画意識は世界でも非常に低いと言われています。
〇話題になったから見に行く
〇好きな芸能人・役者が出ているから見に行く
〇SNS・テレビ・YouTubeで他人が面白いと言っていたから見に行く
大きく分けると、8割以上の人が理由がこれに当てはまるそうです。
原作が好き・監督が好き・映画そのものが好き
といった理由の人は非常に少数なのです。
話題になったから、その映画を見に行くなんて発想は
私的にはありえません。
別にその理由で行く人を否定もしませんし、間違っているとは思いません。
むしろそれで作品を知るきっかけになるので、良い事だとは思います。
ただ映画好きとしては、
どんな作品でも金を払って、それが面白い・つまらない と その時その時に、色々な感情に浸るのが映画の醍醐味ではないでしょうか。
結局 他人の評価を見て聞いてから動く今の日本人と邦画業界。
製作委員会も、映画の内容ではなく話題性・人気性に力を入れるのは当然でしょう。
映画好きにとって、今の邦画は内容の薄い学校のお遊戯レベルで、落胆する環境なのです。
散々語ってきましたが、邦画が世界に出る事はもうありません。
最後の希望として、アニメ映画が首の皮一枚その可能性がありますが、
海外でもアニメ映画に力を入れ始めている現在。
そのアニメ映画を作成している日本人スタッフが続々と海外に引き抜かれている状況。
日本の映画産業が終焉を迎える未来は近い・・・・。
という内容の映画を誰か作成してみては?