近年のアニメ映画は、興行収入も動員数も邦画界で上位を独占しています。
海外での賞もアニメ映画ばかり、普通の邦画はおわおわり。
アニメは子供が見るもの、という時代は終わりました。
というよりも、当時の子供がアニメを好きなまま大人になった、という表現が適切かも。
近年の話題作は既に知っている人が多い(私があまり見ていない)ので、過去の作品からCHOICEしようと思います。
まぁせっかくなので、ジブリを除いた過去作、おススメ4作品紹介しようと思います。
①パプリカ
長編小説を原作とするサイコサスペンス映画『パプリカ』。
映像化不可能とまでいわれた作品ですが、今敏監督がこれを実現。
狂気を感じさせつつも、どこか惹き込まれる映像表現は、多くのファンを獲得しました。
分かりやすさを求める視聴者にはあまり向かない作品。
ですが、これだけの完成度で作られた作品はなかなかありません。
②トイ・ストーリー シリーズ(特に4)
王道だけど、やはり外せない名作!
人形やおもちゃたちだけの世界で大冒険が繰り広げられる『トイ・ストーリー』
シリーズはスピンオフを除けば4作品ですが、まさに30代世代には主人公アンディとの年齢もリンクしてシリーズ通して泣けるのではないでしょうか。
日本人は3が名作という声が多いですが、私は断然に4が名作だと思ってます。
3は、なんというか・・感動しますけど・・分かりやすい感動というか、与えられた感動感が強すぎなんですよね。
ほら、おまえらこういう分かりやすい感動モノが好きなんだろ?
と言われてるみたいで拒否反応が出ます。
その分4はちゃんと女性ジェンダー(ボーの活躍)の折り込みや、おもちゃ(人種の比喩?)にも判断と自由がちゃんとある!
みたいなテーマがちゃんとキャラクターに落とし込まれていて、表現する映画として最高です。
③ファンタスティック・プラネット – ルネ・ラルー
SFアニメーションの金字塔とも謳われる、後世のクリエイターに多大な影響を与えたアニメ映画『ファンタスティック・プラネット』。
約50年近く前の作品ですが、現在でも有名なSFアニメとして名が挙がる名作です。
ホラーチックなキャラデザと、独特なBGM・SEが特徴。結末まで観続けたくなるストーリー構成です。
内容はネタバレになるので言いませんが、決して難しい内容ではありません。
④AKIRA
漫画家の大友克洋が1982年から「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化した、誰もが聞いたことはあるアニメ映画。
意外と見たことが無い人が多いと思うので、ぜひ一度見てみてください。
近未来の東京を舞台に超能力者と暴走族の少年たちや軍隊が繰り広げる戦いを描き、製作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格の歳月や労力をつぎ込んで生み出された濃密でハイクオリティなアニメーションが国内外に多くの影響を与えた伝説的な一作。
ま、どうせ誰も見ないんだろうけど